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超早期乳がん「非浸潤性乳管がん(DCIS)」の治療法・検査方法

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 超早期乳がん「非浸潤性乳管がん(DCIS)」の治療法・検査方法 

女性がかかるがんの中で、患者数がもっとも多いことで知られる「乳がん」。
そんな乳がんには、いくつかの種類があるってご存知でしたか?
近年では、あまり耳なじみのない「非浸潤性乳管がん(DCIS)」の発見が増加しているといわれています。
DCISとはどのような乳がんなのか、治療法や検査方法などとあわせてチェックしてみましょう。

 乳がんの種類 

乳がんには、大きく分けて「非浸潤性乳がん」と「浸潤性乳がん」があります。
母乳を運ぶ乳管や、母乳を作る小葉内にがん細胞が収まっているものを非浸潤乳がん、外の組織に広がっているものを浸潤性乳がんと呼びます。
非浸潤乳がんは、がん細胞が乳腺組織に収まっていますから、早期乳がんとされています。

 非浸潤性乳管がん(DCIS)とは 

非浸潤性乳がんのうち、がん細胞が乳管の中だけにとどまっている状態が、「非浸潤性乳管がん」です。
「ductal carcinoma in situ」の頭文字をとって「DCIS」といわれます。
DCISはステージ0で、適切な治療を行えばほぼ100%治ることから、超早期乳がんとも呼ばれています。
DCISは乳がんによる死亡リスクが低いことが特徴です。

 非浸潤性乳管がん(DCIS)の治療法 

DCISはマンモグラフィー(レントゲン撮影)で発見されることが多い病状です。
DCISのがん細胞は乳腺の中で糸のように広がるため、乳房の温存が難しいと考えられています。
場合によっては、浸潤がんになって転移することもありますから、原則として乳房全摘術がすすめられます。
ただし、医師や症状によって治療方法は異なります。
また、治療後もがんが現れる可能性がありますから、厳重な経過観察が必要です。

 非浸潤性乳管がん(DCIS)を見つけるには 

DCISの場合、しこりが見られることはほとんどありません。
初期の乳がんはとても小さく、自己検診ではわからないものなのです。

また、初期症状が乏しく、痛みなどの違和感が現れることもほとんどないといわれています。 上でも触れたとおり、DCISはマンモグラフィーで発見されますから、定期的に検診を受けることが大切です。
乳がんの発症率は30代から増加し、ピークは40代後半です。40歳以上になったら、2年に1度はマンモグラフィー検診を受けるようにしましょう。

 知っておきたい、マンモグラフィー検診のこと 

マンモグラフィーは、乳房を圧迫板で挟みながらX線撮影を行います。
上下から挟む撮影と、ななめ横から挟む撮影をセットで行うのが基本です。
挟んで圧迫するため痛みを感じることがありますが、早期乳がんまで捉えることができる検査ですので、定期的に受けることが大切です。

ただし、放射線が胎児に影響を与えることもあるので、妊娠の可能性がある方や妊娠中の方は、まず医師に相談しましょう。
マンモグラフィー検診以外では、超音波検査などが行われます。
乳がんになるリスクが高いと思われる方には、マンモグラフィーと超音波の両方での検査がすすめられることもあります。

 定期的な検診で乳がんの早期発見を! 

今回はあまり知られていない、非浸潤性乳管がん(DCIS)についてご紹介しました。
DCISの発見が増えてきているということは、乳がんを早期で発見し、治療する方が増えていているということです。
早期で発見・治療すれば生存率を高め、その後を良好に過ごすことができます。
乳がんを他人事とは思わずに、定期的な検診を心がけたいですね。

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